狂おしいほど好き
アーヴィングの『サーカスの息子』を読んだ。
すっごい面白い!
以前、角田光代さんがトークイベントで
「海外の作家では誰が好きですか」という質問に、
「アーヴィングと、ブローティガン。
特にアーヴィングは狂おしいほど好きです」
と答えていた。
私はアーヴィングの初期の作品を3つほどしか
読んでなかったので、「狂おしいほど」っていう部分に
それほど共感できなくて、へぇー、そんなに好きなのかぁ
と思っただけだった。『サーカスの息子』を読んだら
その「狂おしい」という部分が少し分かる気がした。
あんな話を生み出すことのできる人って
稀な存在なんだろうな。4年もかかって書いたって。
タフだなぁ。
今年は、夏目漱石を読もう!と決めていたのだけど
海外小説に夢中で、まだ一冊も読んでいない。
しばらくは、無理そうだなー。