絵葉書

 久々に祖母に葉書を書いた。

 ちょっと前まで、鳩居堂で買った季節の絵葉書にメッセージを沿え、せっせと送っていたのだけど、しばらく途絶えてしまっていた。祖母は「字が下手だから」と言って返事は書かない主義。みんなに字を見られるのをとっても恥ずかしがるのだ。



 先日友達に祇園祭の絵葉書をもらったのをきっかけに、また一方的な文通?を復活させてみることに。

 実は、友人にもらった葉書は、友人の住むマンションの大家さんが祇園祭の頃に住人にプレゼントしているものだそうで、毎年恒例だとか。山や鉾にかこまれて建つそのマンションの大家さんは祇園祭にかなり熱い思いがあるようで、宵山の日に出会った私たちにチマキをプレゼントしてくださり、さらに山鉾の由来などの詳しい解説が始まった。まさに生き字引。

 大家さんの葉書がなければ、私と祖母の一方的な文通も復活しなかったかもしれないなぁと思う。大家さん&友人に感謝。